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代表挨拶

 2021 年 9 月に医療的ケア児とその家族に対する支援に関する法律が施行されました。 法施行により、潜在化していた様々な医療的ケア児の「育ちの支援」と「家族支援」の課題が浮き彫りになり、地域で様々な議論がなされていることと思います。 全国で活躍されていらっしゃる医療的ケア児等コーディネーターや多職種で構成される 支援者の皆様、医療的ケア児支援センターを運営されている皆様におかれましては、「我が地域で、こどもと家族の在りたい生活をどのようにアセスメントし支援をしていくのか」 「その為に地域を創る支援者の養成や連携をどのように展開していくのか」という事について、大きな課題意識をお持ちではないでしょうか。 当協会はこのような課題を支援者の皆様をはじめ全国の仲間と共考し、これからの医療的ケア児者への支援を様々な角度から共に学ぶ場の創出、全国規模でタイムリーに情報を共有する機会の必要性を強く感じた仲間で設立いたしました。これまで地域でそれぞれ頑張っていらっしゃった皆様の横つながりを創り、地域での支援活動にお役に立てればと思っております。

 当協会では、この課題意識に共感していただける共に「学ぶ」「つながる」「相談できる」仲間を募集しております。会員になっていただいた皆様には、先行して研修開催のお知らせし、研修参加費の割引を行います。又、既にご相談いただいておりますが、研修講師の派遣やコンサルテーションなどについても、今後実施していく予定です。当協会にご関心をお持ちいただけましたら、ぜひ協会会員になっていただき、共に医療的ケア児支援から始まる、子ども支援や地域創りを皆さんで考えていきましょう。


                    医療的ケア児等コーディネーター支援協会 会長 遠山 裕湖
                    (宮城県医療的ケア児等相談支援センターちるふぁ)

設立背景

Essence1:医療的ケア児等コーディネーターの役割(発達支援・家族支援・地域支援)を実践できる医療的ケア児等コーディネーターの育成が急務であること

Essence2:基本的な相談支援のプロセスをふまえた支援ができる人材を育成する必要がある。具体的には児と家族の状況に応じた支援をPDCAサイクルを回しながら実践できる人材が不足している

Essence3:医療的ケア児等コーディネーターが機能するためには、各地域に豊かな社会資源が必要となるが、全国的に医療的ケア児等が活用できる制度や社会資源に地域格差が生じている

Essence4:各都道府県で医療的ケア児等を取り巻くローカルルールや医療的ケア児の在住地域に偏在(医療的ケア児等が暮らす自治体とそうでない自治体が存在する)がみられ、支援センター職員が困難を感じても相談する機関がなく、孤立化しやすいことが想定される

Essence5:医療的ケア児等への支援について、今後政策提言が可能な専門職の集団が存在しない

おもな事業内容

当法人は、医療的ケア児等コーディネーターに関する研修や情報交換を行うと
共に、医療的ケアに関する知識の啓発と事業所間の連携を密にすることにより、
福祉の向上に寄与することを目的とし、その目的に資するために次の事業を行います。

1  医療的ケア児等コーディネーターに関する研修会や講演会等の開催

2  医療的ケア児等コーディネーターに関する情報収集と情報交換

3  医療的ケア児等コーディネーターに関する知識の啓発と普及

4  医療的ケア児等コーディネーターに関するコンサルティング事業

5  医療的ケア児等コーディネーターに関する関連団体等との連携及び交流

6  福祉事業所の経営及びサービスの質の確保・向上等に関する調査研究

7  上記各号に附帯関連する一切の事業

設立の目的

1.医療的ケア児等とその家族に対し期待される役割を果たすことができる医療的ケア児等コーディネーターおよび支援者を育成する

2.医療的ケア児等と家族の暮らしを支える人材の全国規模でのネットワークづくりに貢献する

3.地域の状況に応じた地域、人材育成のしくみの構築に貢献する

4.エビデンスをもとにした政策提言を行うことができる組織となる

役員

代表理事    遠山裕湖

副代表理事   岩本彰太郎

副代表理事   横田信也

事務局長兼理事 谷口由紀子

政策担当理事  戸枝陽基

顧問      大塚晃

監事      齋藤雄三

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